こんばんは。
しまです。
実は、随分前に放送されたドラマ「白夜行」が何気に忘れられなくてですね。
時々思い返してみたり、YouTubeで主題歌再生しまくって気分に浸ってみたり、などなどしていたんですが。笑
ついにそれだけでは飽きたらなくなって、
柴咲コウさんの歌う主題歌の入ったシングルベストCDをメルカリで購入してヘビロテ再生しまくり、
その上、小説の単行本をラクマで購入して、毎日ちょっとずつ読み続けております。www
面白いです。
てか、今ネットで検索したら、ドラマが放送されたのは2006年だそうです。
17年前!!!
どんだけ胸に残ってるんだか。笑
それだけ、私にとっては衝撃のドラマだったんですね。。。。。
役者さん達の演技もさることながら、音楽がとてもよくて。
(したがって、今サントラも当然のことながら物色中です。)
ドラマ(物語)の情景をとてもとても明確に表現された音楽だと思うのですよ。
なんか胸に秘めたものがいっぱい表現されているような曲っていうんですかね。
話は重いですからね、なのに、重く感じさせないところがすごいです。
主題歌も同様に、この話の世界観をしっかり表現されてる感じがして、たまらんのです。笑
ところで、私もともと芸能事情はよく知らなくて、「綾瀬はるかさんが歌ってるのかな? 声が似てるけど、でも違うような気がするな」と、ドラマを見てるときは思ってたんですが、だいぶ後になって、歌ってるのは柴咲コウさんだと知りました。
彼女の歌声は好きで、映画「黄泉がえり」の中で流れる「月のしずく」もすごく好きでYouTubeヘビロテメニューだったんですが、購入したシングルベストCDに入ってたので、一気に好きな曲2曲楽しめてます。
実は、これだけ気になってる作品なので、当然、小説を読もうと思ったことはあるんですよ。
でも、何しろ暗く重い話なので、これを読んだ知人が、「読後感が悪かった。重くてくら〜い気分になるよ。」と話してまして、そうか、ドラマと小説は雰囲気が違うのかもしれない、と、そのとき、読むのをためらってしまったのですよ。
小説を書いている東野圭吾さんは、夫が好きで、図書館から何冊か一時期いっぱい借りて読んでまして、その中に白夜行も入っていたんですけどね。。。。
私は読まずじまい。
やっと重い腰を上げて、読み始めてます。
まだ最初の方だからか、そんなに重い感じはしないんですが、きっと、、、、、これからよね!? ドキドキ。
さて、白夜行の話はここまでなんですが、この、「気持ちを表に出せない主人公達」のことを考えると思い出す、別の小説がありましてね。
それは、私がまだ20代半ばくらいだったと思うんですが、職場の同僚が貸してくれた本だったんです。
とっても不思議な書き方の小説で、感情表現が一切ないんです。
淡々と事実を書き連ねてある。
なのに、最後の方にはもう、感情が溢れるくらい伝わってくるというお話で、一体これはどういう書き方をしたらこんなふうに伝わるのか、と、とってもとっても印象深かったんですよ。
でも、その小説の名前も、作者も思い出せず、時々思い返してみては、なんて言うタイトルだったんだろう、と、思ってたんです。
それが、白夜行を買った時にスイッチが入っちゃったんですね、わずかな記憶を頼りに、少ないワードをいろいろ組み合わせてネット検索してみたんです。
私の記憶では、
・ロシアの方の小説だった気がする
・主人公は双子の男の子二人
・ずっと家の中から外を見ている感じ
・最後にどちらか片方が壁を超えて出ていった
・感情表現が全くない
・ハードカバーで表紙は黒っぽいが、真っ黒ではなくて何か絵が書いてあって濃淡がありながら全体が黒い感じだった
たったこれだけ。
で、最初、「ロシア 小説 双子 男の子 。。。」
みたいな感じで検索したけど、ロシアの定番の小説が出てくるばかり。
壁を越えるってことはドイツだったのかなあ、と、「ドイツ 小説・・・・」で検索してみたけど、これもだめ。
ヨーロッパ方面だった気がするんだけど、そもそもロシアやドイツじゃないのかもしれない。
そう思って、今度は地名なしで「小説 双子 男の子 壁を越える 感情表現 ない」で検索してみたんですよ。
そしたら、こんな見出しが出てきたんです!
これをみた瞬間、「悪童日記」だ!!
と、記憶が蘇りました。
検索結果には、小説そのものは全然出てこなかったのですが、小説について書かれたレポート? みたいなのが引っかかったってことですね。
すごいな、ネット検索。
ちなみに、著者はハンガリー出身の方らしいことがわかりました。
図書館で借りてもう一度読んでみたいです。^^
↑アマゾン見てみたら、文庫本はあるけど、単行本は中古しかないみたいですね。
感情表現ない系では、もう一つお気に入りがあります。
タニス・リーのファンタジー小説「熱夢の女王 上下」なんですが、主人公達が感情を持たない? 的な「設定」なんですね。(何しろ、神ですから。w)
↑これも中古しかないのかな。萩尾望都さんの表紙が素敵なんです♪
淡々と物語が進んでいくんですが、上巻の一言の伏線が、下巻のこれもたった一言につながって、まあ感情のほとばしりがすごいったら。
そのたった一言読んだ途端に、私、涙が溢れ出てしまいました。
小説としては、感情表現的なものはほとんどないのですよ。
ただ、主人公が父親の「心を感じた」という意味の一言を発しただけなんです。
こういう文章力というか、表現の技術を持った人はすごいですね。
そんなところに感動してしまう私は変ですかね〜。笑
(つぶやきメモ:1596)